中国経済って一体どうなの?

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中国人民元のSDR採用

IMF(国際通貨基金)は先月末、中国人民元をSDR(特別引き出し権)に採用することを決定しました。SDRとはIMFが通貨危機などに備えて準備している通貨のことで、これまでは米ドル、ユーロ、ポンド、円の四つで構成されてきました。したがって、この四つが国際通貨と呼ばれてきたわけですが、そこに今回、中国人民元が加わるということになります。

SDRに採用されることのメリット

例えば、外国と取引をする場合、今世界で一番使われている通貨は米ドルです。アフリカの貧しい国で買い物をする場合もそうです。自国通貨よりも米ドルで買い物ができる場合が多いのです。それは米ドルが絶対的に価値を保証されている通貨だからです。

しょっちゅう政変が起きていて、政府がコロコロと変わるような国の通貨を誰が信用して使うでしょうか。

外国に行って、現地の銀行で日本円を現地の通貨に替えようとするとき、拒否されるなんてことは考えられませんよね。それは日本という国家、そして日本の通貨である円に信用があるからです。

日本円に関わらず、普通の国であればちゃんと通貨の交換はできるのですが、日本円の場合は、IMFで国際通貨として採用されているので、その信用は絶大なものになるのです。

日本ももちろん、アジアの国と取引するときなど、日本円のままで取引をすることがよくあります。外国としても、信用のない自国の通貨で取引をするよりは、世界的に信用のある日本円で取引をした方が暴落のリスクが少ないのです。

中国のさらなるメリット

今回の中国人民元のSDR採用も同じことが言えますが、中国の場合はさらなるメリットがあります。

中国は固定変動相場制といって、ちょっとややこしいやり方をとっています。

普通、日本を含めた先進国の通貨価値は変動為替制をとっていますので、他国の通貨(主に基軸通貨である米ドル)の価格によって変化します。しかし中国の場合は、自国で貨幣価値を好きなように決めているのです。

そのため、価値を低く設定しておけば、それだけ輸出に有利になります。アメリカは人民元の価値を切り上げるように圧力をかけつづけていますが、人民元の価値を決めるのはあくまでも中国政府なのです。

ですが、輸出のためにあまりにも人民元を切り下げていると、それだけ人民元の価値が下がってしまい、中国の信用にかかわってきます。

今回の人民元SDR採用は、国際的な信用を維持しつつ、自分たちの思惑で人民元の価格を決められるという、中国にとっては非常に都合のいい話です。

それに、わざわざ外貨で取引をする必要も減るわけですから、極端な話、世界経済を自国の思惑通りに牛耳ることができるようになるわけです。現在その地位にあるのはもちろんアメリカです。これから中国は、人民元を世界の基軸通貨にすることを目指していくでしょう。

ですので今回の人民元SFR採用は中国にとって、悲願達成と言っても過言ではないでしょう。

良くも悪くも、世界経済の中で中国がいかに大きな存在になったのかを象徴する出来事だとも言えます。





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